永く使える製品をつくりたい

トロケルについて

TROQUELとは、

TROQUEL(トロケル)とは、フランス語の『TROIS(数字の3)』と、『QUEL(なにか)』からなる造語です。
機能デザイン、そしてもう一つのナニカが合わさったコンセプトで、わたしたちの生活をより豊かにするこだわりの上質なボタニカルアイテムを提案します。

トロケルのファーストアイテムとして開発したのがこの植木鉢です。

 

プラスチック素材について

多くの安価な植木鉢はプラスチック製ですが、紫外線にさらされたり、水や土、植物を入れ、落下など、プラスチックであるがために劣化や汚れ、ひび割れ等により短期間で使い捨てされてしまうことも多いのが現状です。現在では生分解性プラスチックやバイオマスプラスチック、リサイクルプラスチックなどを利用した製品も多く見かけるようになりました。トロケルでは、プラスチックを使用することを悪と捉えず、プラスチックを有効的に利用し、そしてできるだけ永く使うことこそが地球環境に優しいものであると考えています。

 

受け皿の汚れ

プラスチック製品を永く使うためにどうしたら良いか、植物を育てるうえでの課題はなにか。様々な観葉植物を200鉢ほど育てていた私は、あることに気が付きました。それが受け皿の存在でした。

受け皿は、水やりした後の鉢からこぼれ出る水分や、培養土の微じんを受け止める役割を担っていますが、その排出される水と土により受け皿の汚れが気になるようになったのです。受け皿もプラスチックであるために、砂で傷が付き、土が入り込みさらに汚れが落ちにくくなります。この受け皿の汚れを気にすることが観葉植物を育てるうえでのストレスになってしまいます。

 

水やりの勘違い

観葉植物を育てていて、いろいろな方とお話をすると、「水やり」に対して多くの方が勘違いされていることもわかりました。その代表的なものとして、

  1. ちょろっと水やり
  2. 毎日水やり
  3. 受け皿に水を溜める

場合によってはこのやり方が適しているシチュエーションもあるのですが、通常の植木鉢で観葉植物を育てるのであれば、これらの水やりでは植物の育成には悪影響を及ぼす可能性が高いでしょう。

 

土を乾かす植木鉢

トロケルの植木鉢は、「培養土の乾燥と湿潤の繰り返しこそが観葉植物の生育に必要なこと」という考えのもとに作られています。

「観葉植物を簡単に手間を掛けずに育てられる」というコンセプトの商品のひとつに、底面給水式の植木鉢があります。植木鉢の底に意図的に水を溜めて、毛細管現象を利用して紐などで培養土に水を吸い上げる仕組みで、水やりの手間はあまりかかりませんが、培養土は常に湿った状態になってしまいます。

 

形状の理由はハンギング

トロケルの植木鉢は、はっきりとした段差形状が特徴です。この段差は直径100mmの穴にぴったりとはまります。受け皿をなくしたことで、どこにでも置けて、ハンギングにも最適な植木鉢になりました。さらに鉢底穴が端に寄っているので、マクラメロープなどで吊るしたままたっぷり水やりすることができます。